「卒業研究」というのは,その名のとおり「大学を卒業するためにやらなければならない研究活動」なのですが,「何故それをやらなければならないのか」について,ちょっと考えてみたいと思います.それを考えるに当たって,先ず一般的な「研究」とは何なのかについてお話をします.
「研究」は以下のような流れ(プロセス)に沿って進められます.
「卒業研究」の一義的な目的は,この問題解決力を養うことだと捉えてください.上述のプロセスを日々,自らが考え行動し遂行していくことにより,社会で活躍していくために必要不可欠な能力を身につけていく,それが「卒業研究」です.
また,プロセスの中で最後に行うべき「他者への訴求」では,「どのようにしたら相手が理解してくれるか,納得してくれるか」ということを考える必要があります.独りよがりでなく相手の立場に立って考え相手を説得する力です.これは正にコミュニケーション力です.すなわち「卒業研究」は,社会で活躍していくために必要不可欠なコミュニケーション力を養う場でもあるのです.
「自分は研究職に就くわけじゃないから卒業研究なんかどうでもいいや.できるだけサボってラクしよう」などと考えている学生がいるとしたら,とてももったいないことです.なぜなら「卒業研究」は,社会で活躍していくために必要不可欠な能力である問題解決力,コミュニケーション力を養う場だからです.「卒業研究」で努力した学生は,これらの能力を身につけ,社会で幅広く活躍できる人に育ちます.
本研究室への配属を検討している皆さんは, 卒業研究とは に書かれている内容をしっかり理解してくれていると思います.将来に必要な能力を身に付けさせてくれる「卒業研究」.これにしっかり取り組み,社会で幅広く活躍する人になりましょう!
そのために,皆さんには以下を心がけてほしいと思っています.
これらを心がけて,思い出に残る,有意義で楽しい研究室生活を送りましょう!